その対岸を私は少し前まで歩いていた。

その場所は、セーヌ川左岸サンジェルマン・デ・プレなわけもなく、

忽然と出現する後期高齢者

野球帽を目深にかぶって、不似合いにかわいい犬を連れた オヤジ

存在というより、浮遊している感じ。


何でだろうと思った
川岸の歩道って、公園の遊歩道なんかと違って、「健康増進、歩け歩け」的な、老人割合が少なく、どっちかといえば「安全な近道」な、ためだろう。普段歩く人が少ないから、すれ違うときに、公園散歩的な知らない人同士でも「おはよう」なのが、「、、、、何者、、、」になっているためだろう。
ましてや、夕暮れ間近だし、
その人たちからすると、「私が、一番怪しい。」 うーん、覚えておこう。



川に平行した、細いちょっとした轍のある 砂利土の上を 足をくじかないように注意して歩く。

空を見ることなど、忘れていた




こういう時、「なにやってんの」なんて不意に声をかけられると、


「なんかさー、気持ちわりぃなぁ、あの雲さー」などと取り繕う。

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それにしても、画像編集ソフトって、惰力がつくのでいけない。

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