世の中、ベンリですか?
例えば、の話だが、
君は、営業職で、性格は、まじめ、メモ魔。
顧客を訪ね、見積書を提出し、見積もり仕様の打ち合わせに入ろうとした時、
説明の必要はないので、と、商談を打ち切られそうになる。
食い下がると、「君、忙しいらしいね。今日の午後は、○○工業と打ち合わせでしょ。」
と噛み付かれる。
○○工業は、今の顧客となんら競合関係にあるわけじゃない。なぜ知っているのか、狐につままれたかんじ。
「見過ごせないので、直ちに、責任者の訪問を求める。」とマジな顔、
責任者すぐ来い、って言われて、「配送ですか?はい、そうですか」と言えますか?
涙目の君に(顧客は、urlを書いたメモを渡してきた。)「とにかく見てみなさい。」
なにやら長いurlを打ち込むと、カレンダーだった。
仕入先との、進捗管理の為に共有していたカレンダーがとてもベンリなため、つい、
商談スケジュール管理にも使ってしまっていた。
最悪の展開だった。
一営業マンの商談スケジュールがどうしたという問題ではなく、顧客企業が、これから何をしようとしているかが公開されていたとなると、「ごめん。」で、収まらないのは、誰でもわかる。
ということを、偶然読んだブログを見ながら思った。
このストーリは、さらに展開することも簡単で、
コンペジターを攻撃する為に、営業マンを連想させるアドレスを作成し、コンペジダーの訪問履歴を偽造するとか、
公開すべきでない情報を成りすまして公開するといったことも、無料サービスならではの機能といっていいかもしれない。
ネットなんて、
という言い方もある。
だが、検索する時、入力する「キーワード」は、明確な要求。
検索エンジンは、その明確な要求にこたえている。
不確かかどうかは、閲覧者が選択する。
が、2006年じゃないか、、、、
過去の話だろうと思ったが、
商談などのキーワードで、公開カレンダーを検索すると、なにやら、怪しげな、カレンダーがたくさんある。
ベンリには、ご用心。