人と情報
入院ベッドの脇には、テレビが置いてある。
不幸にして、後遺症で、寝たきりになっている人の近くにも大抵テレビが置いてある。
私は、夜が開けきらない冬の朝に、夢見心地で考えていました。(いわゆる二度寝)
世代が変われば、テレビはパソコンに置き換わるだろう
私自身がそのような環境の中に置かれてしまったら、インターネットに接続したパソコンがほしいと思うし、
毛布の下で、ちょっと工夫をすれば、キーボードの操作も出来るだろう
もし、言葉がしゃべれなくても、筆談用のボードがなくても、コミュニケーションも可能だろうし、
あるいは、グーグルマップで友人の家の玄関先を見ながら、チャットをはじめるかもしれない
ロボットが遠隔操作可能なら、私は、ディスプレイから、バラの選定のアルバイトだって出来るだろうと考えた。
アイディアは、湯水の様に湧いてくる
しばらくして、ふとわれに返る。
うまく使えば、便利にはなるだろうな、でも、病気を忘れるほど、便利になったら、いいことはない
自販機のコーヒーも好きだが スイッチを押さないと、始まらないなんて