モバイルフォトログ



  • ログイン後

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    編集画面

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  • フォトログプログラムを作りました


    必要とする人がいたら、連絡をいただければ対応します


    震災から3ヶ月になろうとする今でも、沿岸部では、水道も復旧していません

    インターネットに接続するための機器は脆弱で、復興過程にある今でも、携帯だけが頼りという人も少なくないと思います

    このような環境でも、自分たちのふるさとの現況を記録したり、後世に、また、不幸にしてふるさとを離れた人たちとの共有するためにインターネットを活用したいというニーズもあると考えます

    しかし、現地でそのような環境を持っている人は限られています

    同じ街に暮らす人たちや、小グループでの画像共有サイトを作ろうとしても既存のサービスだけでは、賄えない部分もある事は想像できます。



    frickrとか、facebookを使えば、携帯からの画像の投稿は出来るという意見もあるだろうと思いますし、そういう方法のほうがいいこともあると思います そのサービスに精通していれば、frickrでは投稿した画像を一括ダウンロードする標準機能がない点を 他のサービスで補ったり、そのような必要性がもともとない場合もあり、「賄えない部分」という言い方は微妙ではありますが、悪しからず


    オープンソースで、手軽にメールから更新できるようなプログラムがないかどうか調べてみたのですが、意外と見つかりませんでした。


    ホームページの画像用に、メールサーバからメールを受信して画像を表示するプログラムを自作して使っていたので、


    添付画像をメールサーバに溜めておいて、管理画面から公開を指示すると、自動的にページを作成するというプログラムを作りました。(PHPSmarty)

    撮影者は、指定のアドレスに画像添付メールを送信するだけで作業が完了です。

    管理者は、公開する場合は、メールサーバの添付画像がプログラムの管理画面に表示されるので、公開する写真を選んで更新するだけで表示できます。必要によりタイトルやテキストの編集も出来ます。


    (この作業は、PCで行う事になります。)

    • プログラムが自動的に行う作業

    • PC用のページの表示、

    • PCインデックスページの表示、

    • 携帯向けページの表示、

    • 外部サイト等に埋め込むためのjavascriptの生成

    • QRコードの生成(PC用のページ)

    メールサーバから取り出した画像は、その画像形式のファイルとして、ホームページのホルダに保存されます。
    タイトルやテキストは、ひとつの、テキストファイルに保存されます。

    取り扱いが簡単です。

    サービスを利用するのと異なり、自分の都合でいかようにでもカスタマイズ


    画像のサイズを変更したり、アップロードしたりもろもろの手間を省いて、ボタンひとつ押すだけで、PC用のページも携帯用も、とりあえず作業終了

    使ってみたいという要望があれば、手渡しとしたいと思います。

    連絡先:a.tenman AT gmail.com










あるきっかけで、沿岸部の街の復興祭に出かけました。津波に呑まれた役場前で行われていました

その、祭りは、地域の人たちの ひとつの意思の表明のようなもので、現実は、荒野を開墾するような労苦を伴うものだという事は、誰の目にも明らかでした。


地元の人たち同士で、二言三言交わす言葉に彼らは気持ちを奮い立たせているんだろうと思いました。
インフラが壊滅した町では、インターネットなどは復興の優先順位からみれば、何のものでもない


彼らの町を再建できる力になるのは、同じ苦労を共にする仲間たちだろうし、そういう時に彼らは、ふっと人間らしい顔になっていた気がする。


その土地で生きてきた人たちが、共感の場を失い 互いに孤独な戦いを行う事になるのは残念な事


インターネットが、物理的な距離を乗り越え、ほんの何人かでも、ふるさとや現在の生活ぶりをコミュニケーションするための道具になればいいと思った。


そのような事を思いながら、この間抜けなプログラムを作る事にした


ただ、到底彼らの役に立つものにはなっていない という確信みたいなものが残る



追記:6/8地元紙河北新報の記事


人は、声で情報を伝え、からだを動かして、危機に対処する。

自分の視程にあるものを、助け出したり、保全するために体を動かす。

もともと、人はそのように出来ている気がする


声が届く範囲には、人のネットワークがあるが、取り残された人や行動が制約された人は、孤立した場所からメールなどで助けを求める人も少なくなかった。


これに比べて、インターネットによる情報発信は、そのようなものとは異なる。声は、発信している実感を伴うが、キーボードからの発信は、それが可能な環境があったとしても、発信者から見れば、不確かで伝え得ているという実感に乏しい



このような環境の中で、短時間に発信する体制を整えて、情報を供給するには、訓練された人間が必要なのだと思う。


このような環境下で、現地からのインターネットを使った情報供給のプロフェッショナルは今のところ存在しない。
緊急時に派遣される医療団のような、情報供給のプロが必要だろうと思う。

インターネットを使って何をすべきか、そのための機材があらかじめ準備されていない環境の中で、いくらインターネットがお手軽だといっても、酷だろう

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