超軽量ワードプレステーマ「Enough」とレスポンシブウェブ
4月に、ワードプレスの公式テーマになった、テンプレートがたった2枚だけの超軽量テーマファイルのその後と、レスポンシブウェブについてのメモ
レビューの協力をしてくれた人から、以下のような意見があった
いつもいつも、phpでプログラムを作っているわけではありません。
だから、いざテンプレートを触ろうとしたとき、またphpの入門書から復習です。
そうしているうちに、テンプレートをいじるのが嫌になります。
私自身も、ワードプレスのテンプレートをカスタマイズしようとした時に、これは大きなハードルでした。
私は制作するテーマのヘッダーテンプレートの読み込み直後に、すべてのテンプレートに以下のようなコードを置いている。
<?php if(WP_DEBUG == true){ echo '<!--'.basename(__FILE__,'.php').'['.basename(dirname(__FILE__)).']-->'; } ?>
もちろん、テンプレートのカスタマイズをデバッグモードで行わない人には、見えない呪文でしかないですが、
(何年も前から使っているので いまなら、もっとよい書き方があると思います。)
テーマを制作する上で、特別に必要があってテンプレートファイルが置いているのかといえば必ずしも、そうでもない。
他の公式テーマも、大体使っているし、とか、そんな過激な事をしたら、レビュアーに拒否されるのではないか?といった迎合的な気持ちも少なからずあった
これまで、二つのテーマを、1年間にわたって本体のアップデートとレギュレーションの変化に、何とか対応できて来た
これまで、蓄えた知恵は、最軽量テーマのために使った。
テンプレートファイルをテーマになぜ追加するのか、考えてみるべきではないか と思った
今、ワードプレステーマ界隈では、レスポンシブなテーマが人気だ。
WordPress › Responsive « Free WordPress Themesは、twentyeleven テーマの週間ダウンロード数で上回った。(5/4)
しかし、私自身は、依然として懐疑的
理由1.ウィンドウサイズだけで、表示を切り替えるだけで、数多のブラウザの表示をコントロールできるなんて思ってはいけない
理由2.ユーザーの意思に関係なく、インターフェースを変更するというのはアクセシブルでない。
念のため、付け加えます。
懐疑的なので、レスポンシブなテーマを作らないという事はありません。
ニーズには、答えます。ただ、自分の疑いを意識しながら、制作を行っていくという事です
( 昨日、ワードプレスのテーマ obandes 1.10 がライブになっています。enoughテーマは、画面のサイズによって自動的に切り替えますが、obandesは、サイドバーの表示非表示をユーザーが選べるように、やさしいレスポンシブに変更してみています )
レスポンシブウェブは、コンテンツの見せ方を画面幅に応じて変更する。と、最初のうちは理解していた
制作の過程で何百回も、(多分、何千回)みていると、「ナビゲーションの再配置のベストプラクティスのを探している」と見えてくる
そういうことが、CSSだけで完成すると考えてはいけない
では、ワードプレステーマは、私のような、「公式テーマに合格したい」一心で、猿真似のような事をやっている人間のために複雑にされてきたのだろうか?
最新作の「Enough」を使ってブログを一つ作ろうとして、自分には意外に使いづらいことに気がついた
すでに、テーマのカスタマイズになれてしまっているので、テンプレートパートファイルがないと、「メンドイ」
コピペするだけで出来るのですが、それが「メンドイ」
愕然とする
テーマ制作の経験がある人は、「公式テーマに合格したい」一心で、猿真似のような事をやっている人間が作るような、一通りのテンプレートが、そろっていたほうが、超簡単にブログを作る事が出来る
初心者なら、間違いなく飛びついたはずのテーマなのに、作り手も使いやすいかというと、そうでもなかったりします
考えた通りに事は運ばない
むしろ、Enoughテーマは、簡単に出来ているので、レスポンスが他の自分のテーマに比べて、表示がとっても速い
速さは、考えていなかった
考えた通りに事は運ばない