WordPressテーマ、Raindrops1.247-1.250-1.251

WordPressの、テーマを作成していくうえで欠かせないテーマチェックというプラグインがあります。



テーマのメンテナンスと開発を長く続けていると、これまでにテーマレビュアーから指摘されたことや、使ってはいけないとされる関数などが自分の頭の片隅にこびりついて、



いつの間にか、ルールはすでに変わっているのに、あれは、だめだとかこれはいいとか、思い込んでいたりすることがある。



9月の末に、テーマチェックプラグインが更新した事がきっかけで、様々な、「あれー」に気づかされた。



その中でも、私にとって、一番インパクトのあったのは template_redirect() という関数だった。



気が付けば、デフォルトテーマでも使っている。愕然とした。



WordPressテーマには、テンプレート名と、適用箇所を紐づけるテンプレート階層という機能があります。



このあたりの機能は、こういった関数を使う事で、どうにでもなってしまうので、テーマでは許可されない類の関数と思い込んでいた。



少し、憤りに近い感情と、そういう事なら、うまく使えばいいという思いが、ごちゃ混ぜになったような不思議な感じがした。



しばらくして、テーマチェックで チェックされない関数を、実験的に使っていこくことにして、固定ページ用のテンプレートのメンテナンスを始めた。



1.247では、blank-front.phpというトップページのカスタマイズ用のテンプレートに transient()を初めて試した。使い方は、結構デリケートだけれど、表示スピードは、以前とは比べ物にならない。



Oembedで追加される、YouTube等の、レスポンシブ対応も行った。



動画をレスポンシブ表示にしているテーマは、数えるほどしかなかった、遅れていたのは、Raindropsだけではなかった。




1.250は、いま、レビュー審査に提出していますが、テーマにプラグインインストーラを組み込みました。



とりあえずは、QuickCacheプラグイン、WP Pagenaviプラグイン、BreadCrumb Navxtのこの3つを、おすすめプラグインとして、テーマカスタマイザーから、自動設定を選択すると、自動的に配置し、配色などを自動実行する。



もちろん、テーマなので、これらのプラグインが、テーマのインストール以前にアクティブになっている場合は、何も行わない。



1.251では、スライダープラグインの実装を終了し、今、テストを行っている。


スイッチを入れるだけで、もうテンプレートの変更はいらない。



このような設定が、テーマにあるべき機能なのだろうか?などと、自問自答しながら、作り上げている。



テーマに様々な機能を盛り込むのは、もうすでに jetpack プラグインが行っている。



Raindropsが行うものは、それに比べて非常に地味な、パンくず、ページナビ、スライダーといった、多くのテーマが標準機能として持っているような機能で、




それらが追加されても、別に特別な機能を持ったテーマというわけではありませんが、Raindropsも新しい挑戦を始めています。




変化する事で、ユーザーが離れていくかもしれないし、良いものになってきたと感じてもらえる保証もありませんが、いま、自分で思いつくことが可能な改善を進めていこうと思います。

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