WordPress Theme Enough 0.6
Enough テーマを始めた頃こんな事書いていたんだなぁ、とEnoughをはじめてから、一年以上もたっているんだなと、少し驚きました。
このテーマは、従来の二つのテーマとは異なり、最小 最新 を 課題としたテーマファイルです。
などと書いていたのですが、このテンプレート構成は、ver0.56を最後に、(index.php と comment.php しか使っていないタイプを)終了しました。
レビューを通過できなかったという事ではなく、このようなテーマを作ると、例えばユーザーがカスタマイズで、header.phpを追加するとか、他のテンプレートを追加した場合に、正常な動作が維持できるか、かなりテストを重ねないとならないわけで、
その過程で、チャイルドテーマを使った場合には、header.php footer.phpを追加しないと、WordPressのフォールバック用のcompatテンプレートが適用されるという問題とか、
また、この極端な、テンプレート構成に、「別なアプローチで、同じ考えのテーマを作ろう」とする人が出てきて、「なんで、あいつのテーマは、公式テーマのレビューを通過できて、俺のはダメなんだ」と訴え始める人が出たり、
彼は、Enoughというテーマの存在が許せなくなり、レビュー候補生になり、レビュアーに昇格して、Enough を 最初のレビューの対象に選んだ。
最初は、どんなレビューをしてくるか 内心とても楽しみだったのですが、蓋を開けてみると、やはり、「許せない」としか思っていない事が解ったのですが、「そこまでやっているなら、Enoughなんかに、こだわらないで、もっと前を見ればいいのに」などと思いながら、彼に対応した。
最終的に、彼は、このテーマを承認してくれたが、その後レビュアーとしての彼の姿を見ることはなくなった。
シンプルであるという事は、時として、大きい誘惑になる。
このあたりから、テンプレートを2枚しか使っていない事は、シンプルなのか?とか、WordPress3.6の特にポストフォーマットのネイティブサポートを前にして、このテンプレート構成に価値はあるのかと、考えた。
このテンプレート構成を継続すると、チャイルドテーマでのカスタマイズが、若干複雑になる(header.php,footer.phpを自前で追加しなければならない)という事が、変更の引き金になった。
今日、ver0.63をレビューチームに審査の申請を行った。
最近、日本人の公式テーマ申請をする人を見かけるようになりました。
企業名で申請している人が2人、個人で申請している人が2人ぐらいだと思いますが、
申請が多いため、申請しているうちに、レビューのガイドラインのほうが新しくなってしまうというすごい環境で、苦労が多いと思うのですが、日本語で使えるテーマが増えてくるのはうれしい。
つい先日、Automaticの入江さんという人が作った Theme Ryuが、公開された。
日本人が作っているというだけで、なぜかHappyな今日この頃