あなをあける。




ここに、鉄板が一枚あるとする。そこに、希望の寸法の穴を開けたい。

あなたならどうする。
1 日曜大工店で、ドリルを買う。自分で、穴を開ける。
2 日曜大工店の、工作コーナーで、ドリルが付いた。ボール盤という機械を借りて、穴を開ける。
3 道路から工場内が見える溶接の火花や、丸い砥石から、いっぱい火の粉を出して加工しているような鉄工所に行って、「あの、穴あけてください。」と頼む。
4 外側から、工場を見ても、なにを作っているんだかわからないけれど、看板には、○○製作所とかになっていて、ホームページに精密加工を引き受けますとなっている会社に、行って、、「あの、穴あけてください。」と頼む。
5 プロ用のドリルなどを専門的に扱っている店に行って、、、、「あの、穴あけてたいんですが。」穴を開けるためのドリルを買って、加工できるところに頼みたいので紹介して欲しいと依頼する。


鉄板に穴を開けるだけで、そのためにどんなアクションが実際にあるのか、並べるといろんなやり方がある。コレは、実際にある発注パターンです。

当たり前ですが、一つの事を達成する為に、常に複数のやり方があります。

みんな、一つの答えになってもよさそうですが、そうならないのはなぜでしょう。

それは、穴を開けたいという依頼者が持っている。10ミリの直径の穴を開けたい。といっても、1ミリぐらい狂ったってかまわない穴なのか、表面がすべすべじゃなければならないのかとか、実は、そんなの考えた事がないとか、そもそも、穴ってどうやって空けたらいいのか、方法を知らないとか。

人それぞれなのだから、方法も分かれる。

更に、穴を開けるには、(ちょっと細かくなりますが)。
放電加工、研削加工、遊離砥粒による加工、プレス加工、ブラスティング、電解研磨、メカノケミカル的な加工方法など、ドリル以外にも、いっぱいある。

そんな専門的なこと、わかんない。でも、ヒトくくりにするキーワードは、存在する。

それは、「母性」(言い方が適切かどうかわかりませんが、)。

それぞれの、工作機械や、加工方法には、精度の限界や、適用範囲の限界があって、それを超える事は、あんまりないという事。

えー、つまり、穴をあけようとすると、選ぶ方法によって大体は、精度の限界や、適用範囲の限界というのが、存在している。

精度の限界や適用範囲の限界というものは、ブログにあるの


ブログにも、インストール型や、ASP型、Wiki系だとか、日記系、MT系だとか、いろいろあるわけで、

それらの、機能の限界がどこにあるかを、ちょっとでも知っていれば、選ぶ人の役に立つかも、と考えた。

考えたが、それらをきちんと提示出来る情報量持ち合わせていないし、きっと、ちょっと時間が経つと、誰の役にも立たなさそうだな。(機能は、改良されたり、変更されたりしているから)

例えば、私も最近知ったばかりの、hatenaのテンプレートだけれど、

hatenaの場合は、html全部をコントロールできる事はないので、Web標準とか、バリデートサービスを通過しましたシールを貼り付けることは出来ない。(たぶん、現時点では)
他方法では、htmlを全部変更する事も可能だったりする。


例えば、hatenaでは、こんな機能が追加されました。

というアナウンスが頻繁に行われているが、インストール型ブログのムーバブルタイプも有償なんだから、hatenaでできる事は、みんな出来るとおもったら間違いだ。

例えば、お金を払ったから、

こんなに高いプログラムで作ったから、と思いがちだけど(私も、そういう部分が非常に弱い。)、お金を払うからお願いしますといっても、できない事は、たくさんある。


例えば、機能もたくさんついていると、

すごいと目を奪われるけれど、使わない機能なら、片付ける事ができなくて、ゴミで満たされた、あのゴミ屋敷と変わらない。
現実に、私のパソコンも、あっ、保存しなくちゃ。を繰り返しているうちに、複製品の山になっている。
indexサービス使って、ローカルでnamazu使って、それでも見つからないと、イライラする。



性能や、機能という、自分の中の「憧れ」的価値観は、現実とかなりギャップを生んでいて、もう既に、どうやって不必要な事をしないかとか、必要なところを選べる力が、問われちゃってんだなぁ。と、ミショニポーを振り返る事もできそうだ。

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