私には昭和だが、巷では、昭和レトロというらしい。


hatena ブログライターの多くは、昭和末期から、平成生まれの方が、多分多いのだろう。
そういう意味では、大村昆や、フランキー堺、白木みのる、植木等。歴史上の人物になるのだろう。


 ITインフラは、ここ数年で、大きく進んだ。昭和にも、似たような事があった。
昭和は、テレビだろう。街頭テレビは、知らないけれど、近所の家に「名犬ラッシー」なんかを見に行った。


 その頃、私は、近所のどの家で、どんな番組を観ているかを把握していて、番組ごとに移動したりもした。たまに迎えに来た母親に、玄関先で「あんたの家でも、買えばいいのに、月賦でも買えるし、」などという声が、暗くて、しんとした夜の闇に響く。


 後ろを向いて、声のボリューム最小で、悪態を吐いた。

 あの頃は、難視聴地域の解消のため、いろんなところに、テレビ塔 がたった。
UHF放送が始まり、テレビを買い換えるか、UHFコンバータを買うか、秋葉原の電気屋から、通販で買うと、1980円だとか、いろんなところで盛り上がり、電気工事しになりたいやつや、アマチュア無線の免許取りに走るやつ、ラジオの組立工場から、部品もらってきて、ラジオ作るやつ。


 8マンのシールをやたら集めている、金持ちの同級生。車を買った家。排気ガスが香水のような時代。


  私は、オトナが嫌いだった。大抵脂ぎって、笑っていたから。
 たまに来る。まじめな顔をした大人は、借金取りだった。


 「35歳過ぎたら、人間は終わり。」そんな言葉も流行語のよう語られた。


 そんな年齢も、はるかに過ぎ、いつまでも自分だけは若いつもりでいるが、さすがに、ぽんと突き放されるような、突きつけ方をされる事がある。


 それは、「もう若くないんですから、」なんていうねぎらいの言葉だったり、私が、オトナを見ていた目線だったり。「レトロ」だったり、


 そんな事を、いろいろ気にしてみたり、、、


 もう、終わっているんだったら、気にする事はない。 

と自分が言った。

のりたま 8マンのりたま
トラディッショナル テレビ:真空管テレビ
懐かしいのでテレビの画像はこちらからお借りしました。

UHFコンバータ:404 Error - Not Found

TOP