WordPress アクセシビリティ
WordPress3.8になり、公式テーマディレクトリにも、accessibility_ready タグが追加されました。
WordPress3.8に付属するデフォルトテーマTwentyfourteenは、accessibility_readyタグを使った最初のテーマです。
wordpress.orgにホストされるいわゆる公式テーマは、アクセシビリティ ガイドラインに、準拠していないと、このタグを利用できないことになっています。
アクセシビリティに関する情報は、アクセシビリティBlogなどで見つけることができますが、WEB標準やアクセシビリティという言葉自体、最近 あまり言及されないように私は思っていましたが
Twentyfourteenでは、キーボードアクセスを可能にする取り組みなどがひっそりと行われています。
日本語でのTwentyfourteenのレビューなどでは、まだまだ紹介されることがほとんどないわけですが、ChromeやFirefoxブラウザであれば、tab移動で、キーボードからのアクセスが可能なので、試してみてください。
私が作っている Raindropsというテーマでも、ちゃっかりとaccessibility_readyタグをつけて、「一般テーマでは、世界初 accessibility_ready テーマ」なんて思っていたら、サポートフォーラムに、accessibility_ready tagというスレッドが立ち、英語がわからない私にも、「アクセシビリティレビューしてなかったので云々」ということで、先日アップロードしなおす事になった。
「きゃー」みたいな、
そんなこんなで、キーボードアクセスができていないとか、WAI-AREAの対応しろとか、ご指導を頂き、Raindrops1.162がライブになりました。
何度となく、Functional Accessibility Evaluator 2.0や FirefoxのAccessibility Evaluation Toolbarなどで、コードの改修をしながら、脳裏をよぎっていったものを、メモに残しておきたいと思います。
アクセシビリティのチェックツールが頼りの、コードの最適化。
何がどうあるべきかという事を示してくれるAPIやツールがないと、コードの改修も立ち行かない。
しかし、チェックツールがちょっと古かったりする。
例えば、tableにはsummary属性が必要だとか、「おい、html5ぞ!」と叫んでも、APIには届かない。
「h1何回も使うんじゃないぞ」といわれても、「おい、html5ぞ!」とつぶやく他ない。
準拠してユーザーが、「チェックツールでチェックしたら、100点じゃないやん」と指摘されても、
「チェックツールが間違っている」といったところで、冷笑されるだけだろう。
W3Cのhtmlvalidateなどでも、常に最新ではない。
ツールを使うことで、たいていよい方向に向かうことになるのだけれど、完全なものにはならない。
信じすぎてもいけなくて、模索する事が大事な気がする。
モバイルデバイスが普及して、もう少しおっきい文字でなんてのも、指先でチョキ作ればできる。
WEBは、あんまり大きくかわらなくても、機器や、周辺の環境はどんどん進化する。
そういったデバイスは、とっくにマウスを必要としなくなっている
そういった中で、「いいね、賢いね」と思ってもらえる事を考え続けるのは○○に準拠していますってだけでは、とどかない
でも、一歩でも前へ
その後、書いたアクセシビリティ関係の記事